はじめに:ZV-E10で子どもを撮るときの悩み

ソニーのVlogカメラ「ZV-E10」「ZV-E10 II」は、子育て世代に大人気。軽量で画質も良く、日常から旅行まで活躍します。しかし、実際に子どもを撮ってみると「映像がブレてしまう…」「走ると画面がガタガタになる…」という悩みが出てきます。

そんなときに頼れるのがジンバル。特に DJI RS 3 Mini は、ZV-E10と相性抜群で、お子さんを追いかけながらの撮影や、荷物をできるだけ減らしたい旅行先でも、手軽にプロのような滑らかな映像を撮ることができます。

DJI RS 3 Miniとは?特徴と魅力

DJI RS 3 Miniは、プロ用ジンバル「RSシリーズ」の小型軽量版。重量は約800gと片手で扱えるサイズなのに、最大2kgまでのカメラ+レンズ に対応できるパワフル設計です。ZV-E10のようなAPS-Cミラーレスはもちろん、フルサイズ機や大口径レンズの組み合わせも安定して支えられます。
「ジンバルは大きくてかさばる」「セットアップが難しそう」というイメージをガラリと変えてくれる、まさに新時代のスタビライザー。特に、普段からSonyのZV-E10ZV-E10 IIを使っているあなたにとって、これ以上ない相棒となってくれるはずです。

DJI RS 3 Miniの主なメリット

軽量で長時間でも疲れにくい

約795gと軽量で、お出かけや旅行など長時間撮影でも負担が少なく、女性でも扱いやすいサイズ。子どもと一緒の外出では荷物が多くなりがちですが、これなら普段のカメラバッグにすっぽり収まります。大型ジンバルだと腕が疲れてしまう長時間の撮影も、これならへっちゃら。お子さんと一緒に走り回ったり、しゃがんだりといったダイナミックな動きでも、疲れを感じさせません。

強力な安定化性能

第3世代RS安定化アルゴリズムの威力は本物です。子どもと一緒に走りながら撮影しても、まるでスライダーを使ったかのような滑らかな映像が撮れます。「走る子どもを追いかけたらブレブレだった…」という失敗が減り、特に低い位置からの撮影(ローアングル)では、その安定性の違いが顕著に現れます。子ども目線での撮影が、驚くほど安定して行えます。

ネイティブ縦撮りに対応

デュアルレイヤーのクイックリリースプレートにより、水平モードと垂直モードの切り替えがワンタッチで完了。InstagramやTikTok、YouTubeショート向けの動画をサッと撮れるのは大きな魅力です。

直感的に操作できるタッチスクリーン

1.4インチのカラータッチスクリーン搭載。モード切り替えや設定変更をその場で操作できるので、撮影を中断せずに済みます。

バッテリーは最大10時間

最大10時間のバッテリー駆動時間を実現しているので1日のおでかけ撮影も余裕でこなせます。USB-C充電に対応しており、モバイルバッテリーから給電しながら使うこともできます。

ZV-E10とRS 3 Miniの相性

ZV-E10は軽量ボディなので、RS 3 Miniとの相性が抜群。特に以下のようなシーンで効果を発揮します。

  • 公園で走る子どもを追いかけてもブレない
  • お散歩や旅行Vlogが映画のような映像に
  • 家族の思い出を縦動画にしてSNSにすぐ投稿

「家庭用にはオーバースペック?」と感じるかもしれませんが、むしろZV-E10には ちょうどいいベストパートナー です。

競合ジンバルとの比較

DJI RS 3 Mini vs Zhiyun Crane M3S

同じく人気のコンパクトジンバル、Zhiyun Crane M3Sと比較してみましょう。

特徴DJI RS 3 MiniZhiyun Crane M3S
重量約795g約700g
ペイロード最大2kg約1.1kg
縦動画ネイティブ対応非対応
操作タッチスクリーンタッチスクリーンあり
バッテリー約10時間約11.5時間
内蔵ライトなしあり

Zhiyunはライト内蔵で安価ですが、安定感・縦動画対応・拡張性 ではRS 3 Miniの方が優秀です。
ZV-E10のように将来的にレンズを増やす人には、RS 3 Miniがおすすめ。

Zhiyun Crane M3Sもずっと使用していたジンバルなのでオススメです。レビュー記事はこちらから確認できます。

実際に使ってみた感想

ここからは、私が実際にDJI RS 3 Miniを手に取って感じた、リアルな印象をお伝えします。

良かった点:軽さと手軽さは期待以上!

まず、何より驚いたのはその軽さです。この軽さのおかげで、長時間のお散歩撮影や、子供と走り回るようなシーンでも、腕が疲れてしまうことがありませんでした。

セットアップも非常に簡単で、バランス調整に戸惑うことも少なく、すぐに撮影を始められました。ネイティブ縦向き撮影は、Instagramのリール動画を撮るときに本当に便利!プレートを付け替えるだけで、サッと縦型に切り替えられる手軽さは、一度体験したらもう戻れません。

Bluetoothシャッター制御も、ワイヤレスで録画開始・停止ができるので、ケーブルの煩わしさから解放されて、撮影が本当にスムーズになりました。

RS 3 Miniはこんな人におすすめ

  • 子どもの成長をブレなく残したいパパママ
  • ZV-E10 / ZV-E10 IIユーザー
  • YouTubeやInstagramで発信する人
  • 旅行やおでかけが多い家族

家庭用でもプロレベルのキレイな映像を残したい人に、最適な1台です。

DJI RS 3 Mini
総合評価 :5.0
メリット
  • とにかく軽量&コンパクトで持ち運びやすい
  • 上位モデル譲りの高性能な手ブレ補正
  • ネイティブ縦向き撮影でSNS動画が簡単に撮れる
  • ワイヤレスシャッター制御で操作がスムーズ
  • タッチスクリーン搭載で直感的な操作が可能
デメリット
  • 内蔵バッテリーのため交換ができない
  • グリップが短く、手の大きい人には扱いにくい場合がある
  • バランス調整に慣れが必要な場合がある

まとめ:家族の思い出をもっと美しく

DJI RS 3 Miniは、プロ仕様の安定した映像を、誰もが手軽に、そして軽快に撮影できるようにしてくれる、まさに「魔法の杖」のような製品です。価格も約3万円前後と、初めてのジンバルとしては手が出しやすい設定。これ一台あれば、子どもの大切な瞬間をより美しく、より印象的に記録できるようになります。重い機材にうんざりしていた人も、ジンバルに挑戦してみたい初心者も、きっとこのコンパクトさと性能の虜になるはず。

ぜひこの機会に、DJI RS 3 Miniをチェックしてみてください。